こんにちは、加藤です。
今回は「カメラ転売でよく扱うCanonのマニュアルレンズ」についてご紹介させて頂きます。
少しややこしいので見分け方や動作確認方法も具体的に解説させて頂きます。
CanonのFDレンズは利益も取りやすく、カメラ転売初心者の方も積極的に扱っていただきたいレンズですので、こちらのページを参考に仕入れや検品を行ってみて下さい。
Canonのマニュアルレンズはこの3種類
Canonのマニュアルレンズは年代によってバージョンが3種類あります。
・Canon FLレンズ
・Canon FDレンズ ・Canon New FDレンズ |
FLレンズが一番古く、New FDレンズが新しい種類のマニュアルレンズとなります。
見分け方ですが、FLレンズの場合は文字盤にFL〇〇mmとそのまま記載があるので分かりやすいですが、FDとNew FDレンズは文字盤部には共にFDとしか書いていません。
違いとしては、FDレンズはマウント部に銀色の締め付けリングがあります(FLレンズも同様)
FDレンズはこの締め付けリングを回転させることで、レンズをボディに固定します。
New FDレンズはマウント部に締め付けリングがなく全体的に黒色の見た目をしているので分かりやすいです。
New FDレンズは、他メーカーのマニュアルレンズと同様にレンズ自体を回転してボディに装着する作りになっています。
FDレンズの絞り確認方法
FDレンズやNew FDレンズは他レンズと違って絞りリングと絞り羽根が連動していないので、そのまま絞りリングを回しただけでは絞り羽根が出てきません。
また、マウント部のレバーを引いたりしても絞り羽根は動かないようになっています。
FDレンズには特殊な絞り確認方法がありますので、解説していきます。
※過去にマニュアルレンズの動作確認方法を解説した記事がありますので、絞り確認以外の項目はそちらの記事を参考にしてみてください。
⇒カメラ転売必要な動作確認について!マニュアルレンズの確認箇所はココ!
FDレンズの絞り動作を確認するには上記の赤丸部分にあるパーツをボールペンやドライバー等で押し込みます。
すると銀色の締め付けリングが回せるようになりますので、最後まで回します。
その状態であれば絞りリングを回した状態でレバーを引くと絞り羽根が出てきます。
レバーを押すとロックできるので、その状態で絞りリングを回転させて確認するとスムーズです。
動作確認が終わったら、締め付けリングを元の位置に戻しましょう。
New FDレンズの絞り確認方法
続いてNew FDレンズの絞りを確認する方法をご紹介します。
New FDレンズの絞り確認は①番のレバーを時計回りに軽く押し続けた状態で行っていきます。
①番レバーを押した状態で、②番の小さなパーツを押し込みます。
すると僅かに手で押さえているパーツが時計回りに動きますので、続いて3番のパーツも押し込みます。
手で押さえているパーツが完全にぐるっと時計回りに回って、絞り羽根が解放状態になります。
すると絞りリングと絞り羽根が連動しますので、絞りリングを回した状態でレバーを動かすと絞り羽根が開閉します。
絞り羽根の動作確認が終わったら、レンズの脱着ボタンを押しながら回ったパーツを反時計回りに回転させて戻しましょう。
まとめ
FDレンズの絞り確認は専用の穴あきリアキャップもありますが、自作するのに手間や時間もかかりますし、キャップ自体がかなり固いので作るのが大変です。
上記の確認方法であれば、専用のキャップがなくてもすぐに確認できるので、FDレンズをどんどん仕入れて検品方法を覚えていきましょう。