こんにちは、加藤です。
今回は「カメラ転売初心者の方が扱いやすい、低単価商品で利益は出せるのか」ということについてお話したいと思います。
カメラ転売では、仕入値が3万円~10万円ぐらいの比較的単価の高い商品を多く扱います。
こういった商品は古い商品だとカメラのコレクターやマニアの方に人気があり、状態がよければ高い利益が取れます。
また、デジタル製品であればやや薄利であっても広い層に人気のある商品が多いので、早いスパンで販売していく事が可能となります。
しかし、カメラ転売初心者の方は低資金で始める方が多いので、いきなりこういった商品をたくさん在庫として抱えるのはリスクが高くあまり有効な手段とはいえません。
そこで、低単価商品を多く扱っていく事になるのですが、仕入値が数百円~2000円程度の商品でも販売の仕方によっては大きく利益を出していく事ができます。
このページでは、低資金で仕入れた商品を高く販売していくポイントを解説していきますので、取り組む際の参考にしてみてください。
安い商品で大きく利益は出せる?
結論から言いますと、1000円~2000円で仕入れた商品であっても、3000円~良い商品だと5000円ぐらいの利益を出す事は可能です。
どんな部類の商品かというと、古いフィルムカメラやマニュアルレンズで、出品者によっては一見価値の無いような商品として出品されているものが多いです。
商品数はかなりありますが、ここでは一例を見ていきましょう。
「Canon Autoboy 2 」というフィルムカメラ(コンパクトカメラ)です。
上記で分かるように単品で出ている商品であっても1000円以下で出回っているのが分かると思います。
この商品を丁寧に他バイヤーが販売するとこのような相場になります。
状態が良いものだと5000円ぐらいの値段で販売されているのが分かると思います(中には6000円のものもありました)
次の例を見ていきましょう。
上記商品は私がカメラ転売を始めたばかりの頃、ヤフオクでよく仕入れていた低単価商品です。
よく雑に扱われてごちゃごちゃした感じで出品されている事が多い商品ですが、単品売りでも上記のように低単価で仕入れることが出来ます。
この商品をプロのバイヤーがしっかりと販売をすると
このように5000円以上で販売できてしまいます。
カメラ転売を行っているとマニア層がいるカテゴリ商品というのが大体感覚として掴めてきて、こういった商品の幅もどんどん増えていきます。
もちろん外観の状態や動作品かどうかで価格は変わってきますが、完動品で綺麗な状態の商品でも高く売る気がない人が多く、状態が良くても安く出回っているような気がします。
こういった一見価値のないような商品でも、しっかりと良い点を伝えて価値ある商品として販売することによって高く販売する事ができます。
低単価で利益が取れる理由
上記のように1000円以下で仕入れられる商品であっても、なぜこんなにも価格差出てくるのでしょうか?
いくつか原因はありますが大きな割合を占めているのは、「価値ある商品も価値の無い商品だと思い込んでいる」という点です。
価値のない商品だと思い込んでいるが故に、しっかり検品もしようとしなかったり、販売方法も他商品とまとめて出品したり、説明文も雑になってしまいます。
たしかに数百円~1000円ぐらいで仕入れられる商品というのは、割と流通量も多く見た目も価値のない他商品と同じような雰囲気の商品が多いです。
実際オークファンで調べても実際低い単価のデータが多いので、その時点ですぐに価値の無いものとして処理してしまいがちです。
しかし一方でオークファンの高値付近には、こういった商品の価値を分かっているバイヤーが適正価格で販売してしっかりと利益を出しているデータがたくさんあるものもあります。
高値データが数ヶ月で1件だけだったりする場合は信頼できるデータとは言いがたいですが、短期間で高値データがたくさん混在しているような場合は高値売りできる商品でる可能性が高いです。
カメラを購入するお客様の中には、ニッチな商品や、コンパクトカメラを集めている愛好家の方も多いです。
特にコンパクトカメラを高値で購入してくれるのは、海外の方が多いように思います。
適正価格で販売する際のポイント
低単価商品の高値売りにはいくつか抑えていくポイントがあります。
そのポイントとは、
・自信を持って丁寧に販売する
・しっかりと検品をする |
・自信を持って丁寧に販売する
上記のような価格差がある商品も、雑に扱うとそれなりの値段でしか売れませんし、なかなか売れません。
低単価商品であっても、高単価の商品と同じように丁寧に写真を撮って販売しましょう。
また、外観や動作等のコンディションについて曖昧な表現をしたり、正常に動作する商品なのに返品を受け付けない等の販売をしてしまうと自信がない印象を与えてしまい、高値で売れませんし回転率も悪くなってしまいます。
・しっかりと検品をする
丁寧に販売するという点と繋がりますが、低単価商品も高額商品と同じようにしっかりと検品して販売しましょう。
コンパクトカメラ等はいろいろなメーカーの商品がありますが、基本的な動作確認を押さえておけば応用が利きますので、調べて覚えていきましょう。
また、動作確認をした結果を分かりやすく丁寧に説明文に記載する事も大切です。
高値売りをする際に気をつける点
高値売りをする際の注意点ですが、低単価商品は流通量が多くライバルも多い商品群です。
そのため大多数のお客さんは安い商品を購入していきます。
その中でも商品ページのクオリティであったり、丁寧な説明文、満足できなかったら返品保証を行う等の販売方法を取る事で差別化を行った結果、高値でも購入して頂けます。
しかし、売れるタイミングというのはタイミングによるところが大きいので、回転率が悪くなってしまいがちです。
そういう時は、アクセス数やウォッチリストの入り方を見ながら少しずつ価格調整をしていく必要もあります。
ただし、低単価商品は仕入れ資金を圧迫しにくい商品なので在庫を多く抱えてもあまりダメージは大きくありませんので、辛抱強く待つというのも大切な要素になってきます。
低単価商品は扱い始めると商品数が多くなっていきますが、売れる売れないに関わらずガンガン仕入れて販売してきましょう。
回転率の良い単価の高い商品や、デジタル製品と組み合わせて販売していくと、商品も滞ることはありませんので、できる範囲でいろいろなタイプの商品も扱いましょう。
まとめ
低単価の商品を高値で売る手法は、私自身も良く行う割と得意な販売手法です。
カメラが好きな人はいろいろな人がいて、思わぬものが高く売れたりすることも珍しくありません。
すべての商品に対して丁寧に販売する必要はありませんが、価値がありそうな商品は雑に扱わず、綺麗に掃除したりして丁寧に販売していきましょう。